お世話になります。はいさび です。
株は「安いときに買って、高いときに売る!」…でも、“売買のタイミング”って難しい(*_*)
いろいろな指標を合わせ技で見ながら投資の判断をしなければなりませんね。
今回と次回、値動きの幅がわかるとされている「ボリンジャーバンド」について勉強していきたいと思います。
今回は「ボリンジャーバンドとはなにか?」について学びます。
①ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、その上下に値動きの幅を示す線を加えた、価格の変動を測るためのもの
②ボリンジャーバンドには「±1σ」「±2σ」「±3σ」の3種類がある(「±2σ」の線が一般的に使われている)
③株価が移動平均線よりも下(-1~-3σ)に動いたときが「買い」サイン、上(+1~+3σ)に動いたときが「売り」サイン(逆張り手法)
④±2σ~±3σを超える大きな動きをした場合、これまでのトレンドが転換したものと見ることがある
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドとは?
「ボリンジャーバンド」とは、移動平均線を中心に、その上下に値動きの幅(株価が推移する範囲)を示す線を加えた、価格の変動を測るためのものです。
株価はほぼボリンジャーバンド(帯)の中に収まると考えられています。

ボリンジャーバンドのバンド(帯)の広がり方から、株価の流れや勢い、株価が反転する目安などを視覚的にとらえられます。

移動平均線は、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせて、過去の株価と比べて今の株価がどの辺にあるのかを見るものだね
ボリンジャーバンドは、“株価は移動平均線の辺りで上下しながら動いていることが多く、移動平均線から極端に離れることはあまりない。
たとえ一時的に離れても、再び移動平均線へと近づき適正な価格へ戻る”…という考えにもとづいています。


証券会社のチャートに表示できますが、どうやって線ができているのかかんたんに説明しますね
6つの線は、まず一定期間の「標準偏差(ひょうじゅんへんさ)」を算出します(標準偏差は「σ(シグマ)」といいます)。

偏差とは、平均値からどれくらい離れているのか?ということ。
つまり、標準偏差とは“偏差の平均”。

ボリンジャーバンドの種類
ボリンジャーバンドには「±1σ」「±2σ」「±3σ」の3種類があります。
まん中の移動平均線からいちばん近い上下線の間を「±1σ」、2番目に近い上下線の間を「±2σ」、いちばん遠い3番目の上下線の間を「±3σ」といいます。
移動平均線に対してシグマの1~3倍を足したものを「+1σ~+3σ」、引いたものを「-1σ~-3σ」として表示します。

「±1σ」のバンドの中(+1σ~-1σの範囲内)で株価が動く確率=約68.3%
「±2σ」のバンドの中(+2σ~-2σの範囲内)で株価が動く確率=約95.5%
「±3σ」のバンドの中(+3σ~-3σの範囲内)で株価が動く確率=約99.7%
+2σ~-2σの範囲内で株価が約95.5%動いているので、「±2σ」の線が一般的に使われています。

逆に、株価が-1σ~-3σにきたときは売られ過ぎ(「買い」サイン)…と判断します
このように、株価の動きと逆方向に売買する手法のことを「逆張り(ぎゃくばり)」といいます。
(逆に、株価の動きの方向に合わせて売買する手法は「順張り(じゅんばり)」といいます)。

通常、株価が一定の幅で動いている場合、±1σ~±3σのそれぞれの線を“上値抵抗線”や“下値支持線”と考えます。
株価が移動平均線よりも下(-1~-3σ)に動いたときを「買い」サイン、上(+1~+3σ)に動いたときを「売り」サインと見ます。


相場の動向によって“逆張り”と“順張り”とが逆になるから、トレンドをつかむことが大切だね

ボリンジャーバンドは、上下のどちらかにトレンド(流れ)が発生し、株価の値動きが激しくなると、上下のバンドの幅は広がることが多く、株価が横横の動きになり、値動きが小さくなると、上下のバンドの幅は狭まることが多くなるという特徴があります。


でも、ひとまずここまでにして、いったんまとめてみましょう…
まとめ
- ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、その上下に値動きの幅(株価が推移する範囲)を示す線を加えた、価格の変動を測るためのもの
- 株価はほぼボリンジャーバンド(帯)の中に収まると考えられている
- ボリンジャーバンドは、株価は移動平均線の辺りで上下しながら動いていることが多く、移動平均線から極端に離れることはあまりない。たとえ一時的に離れても、再び移動平均線へと近づき適正な価格へ戻る…という考えにもとづいている
- ボリンジャーバンドには「±1σ」「±2σ」「±3σ」の3種類がある(「±2σ」の線が一般的に使われている)
- 通常、株価が移動平均線よりも下(-1~-3σ)に動いたときが「買い」サイン、上(+1~+3σ)に動いたときが「売り」サイン(逆張り手法)
- ±2σ~±3σを超える大きな動きをした場合、これまでのトレンドが転換したものと見ることがある(相場の動向によって“逆張り”と“順張り”とが逆になることがある)
- 株価の値動きが激しくなると上下のバンドの幅は広がり、値動きが小さくなると、上下のバンドの幅は狭まる

まだ続きがあるので、もう少しがんばりましょうね(笑)。
つぎの「株基礎⑲」では、ボリンジャーバンドの「3つの動き」について学びますよ^^
よろしければ↓こちらへどうぞ
