【株基礎⑲】ボリンジャーバンド(2)3つの動きとは?

株基礎

お世話になります。はいさび です。

「ボリンジャーバンド」は投資家に人気の指標のひとつです。

【株基礎⑱】ボリンジャーバンド(1)ボリンジャーバンドとは?
「株式投資をはじめてみたい!」初心者さんにもわかりやすい株投資の基礎です。今回は「ボリンジャーバンド」(ボリンジャーバンドとはなにか)について。

今回は、ボリンジャーバンドの「3つの動き」について学びます。

★今日のポイント★
①ボリンジャーバンドの3つの動きは「スクイーズ」「エクスパンション」「バンドウォーク」
②スクイーズは価格変動が小さく様子見の期間、エクスパンションは価格変動が大きくトレンドがつくられている期間(この2つの動きをくり返している)
③バンドウォークは、エクスパンションが出現したときに、±2σの線に沿って株価が上昇(下落)する状態のこと
④通常、エクスパンションがはじまって+2σの線の上で「バンドウォーク」が確認できたら「買い」サイン、-2σの線が拡張→収束に転換したら「売り」サイン

3つの動きとは?

スクイーズ、エクスパンション、バンドウォークとは?

ボリンジャーバンドには、「スクイーズ」「エクスパンション」「バンドウォーク」という“3つの動き”があります。

株子センセイ
株子センセイ
スクイーズとは「搾る、収束する」という意味(移動平均線からσまでの間隔が狭い)。
つまり、「スクイーズ」は“価格変動が小さいとき”ということです

「スクイーズ」のときは、株価が動き出すのを待つ、様子見の期間と考えます。

なぜなら、値動きが小さいので売買するタイミングがなかなか来ず、売買しても利益を出すことは難しいので売買に向かないからです。

株価がエネルギーを溜めている状態で、この後大きく上か下に動く可能性があります。

株子センセイ
株子センセイ
ボリンジャーバンドは「スクイーズ(収束)」と「エクスパンション(拡散)」をくり返している…と考えられています
株お
株お
じゃあ、「スクイーズ」の後には「エクスパンション」がくるんだね
株子センセイ
株子センセイ
エクスパンションとは「拡大、拡散」という意味(バンドが上下に大きく開き、強い上昇トレンドや下降トレンドとして見ることができます)。
よって、「エクスパンション」は“価格変動が大きいとき”ということです

「エクスパンション」のときは、株価の値動きが大きく、移動平均線からσまでの間隔が広くなっています。

株子センセイ
株子センセイ
スクイーズからエクスパンションに切り替わるところが、株価が動きはじめたタイミングです。
が、この境目はハッキリと区別されていないので注意してくださいね

スクイーズの状態で株価が上昇(下降)したとしても、トレンドの力が弱いので株価が不安定になる可能性があります。

そのため、値動きの逆側もバンドが広がっているか?を確認し、トレンドの強さを判断する必要があります。

株子センセイ
株子センセイ
「エクスパンション」でバンドが大きく開き、(上昇または下降)トレンドが確認できた場合、そのバンドの開きはじめが売り買いのサインですよ
株お
株お
スクイーズの期間中に溜まったエネルギーが爆発して、エクスパンション!株価が一気に動き出したってことだね
株子センセイ
株子センセイ
そして、エクスパンションが出現したときに、±2σの線に沿って株価が上昇(下落)する状態を「バンドウォーク」といいます

「バンドウォーク」は、強いトレンドを持っています。

しばらくは上下のどちらか一方向に動いていきますが、線から離れるタイミングがあるので、そこを見逃さないようにするのがポイントです。

株子センセイ
株子センセイ
通常は、エクスパンションがはじまって+2σの線の上で「バンドウォーク」が確認できたら「買い」サイン
また、エクスパンションがはじまって-2σの線が拡張→収束に転換したら「売り」サインです

バンドが収縮しているときは、株価は一定の価格帯で上下しています。

株お
株お
バンドが拡大しているときは、大きなトレンドがつくられている…と見るんだね

ボリンジャーバンドの収縮状態が長くつづいた後、株価がバンドを突き抜けると、トレンド転換の可能性が高いといえます。

株子センセイ
株子センセイ
投資家の心理として、トレンドが上下のどちらか一方に傾いてくると、だんだん不安になるものなんですよ

すると、上昇トレンドの場合は早期の利益確定が多くなり、下落トレンドの場合は安値買いが多くなるため、一方向に動いていたトレンドは弱まってきて、ボリンジャーバンドの収縮が起こります。

さらに、その後、株価がこれまでのトレンドと反対方向に動くと、一気に移動平均線に向かっていく傾向があります。

ボリンジャーバンドの注意点

株子センセイ
株子センセイ
…優秀なボリンジャーバンドですが、注意しなければならないこともあるんですよ

ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差を使って算出しますが、これらはすべて過去のデータ(過去のある一定の期間での株価の動き)なので、今後も株価がその通りに動くとは限りません。

(ボリンジャーバンドから株価が超えることは少ないのですが、±3σを超えることもあります)。

株お
株お
そうだね。必ずしもその通りになるとはいえない、あくまでも“予測できる”というものだよね

そして、(過去のデータを使っているため)株価が動いた後にボリンジャーバンドが描かれるので、サインが出るタイミングが遅いという弱点もあります。

また、出来高が少ない、企業の業績の大きな変化、株価が急騰(急落)しているなど、場合によっては信頼度が低くなる可能性があります。

株子センセイ
株子センセイ
それから、ボリンジャーバンドでは「スクイーズ」と「エクスパンション」のタイミングは予測できるのですが…そのとき売り買いどちらのトレンドなのか?正確なトレンドの方向性まではわからないのです
株お
株お
えぇ~。やっぱり他の指標と組み合わせて見ていかないとダメなんだね
株子センセイ
株子センセイ
さらに、ボリンジャーバンドが“じつはボックス相場の一時的な動きに過ぎなかった…というダマシ”があるので気をつけましょうね。
対策は…やはり他の指標と合わせて見ること!これが大事です!

まとめ

  • ボリンジャーバンドの3つの動きは「スクイーズ」「エクスパンション」「バンドウォーク」
  • スクイーズは価格変動が小さいため、株価が動き出すのを待つ様子見の期間
  • エクスパンションは価格変動が大きく(バンドが大きく開く)、大きなトレンドがつくられている期間
  • ボリンジャーバンドは、スクイーズ(収束)とエクスパンション(拡散)をくり返していると考えられている
  • バンドウォークは、エクスパンションが出現したときに、±2σの線に沿って株価が上昇(下落)する状態のこと
  • 通常、エクスパンションがはじまって+2σの線の上で「バンドウォーク」が確認できたら「買い」サイン、-2σの線が拡張→収束に転換したら「売り」サイン
  • ボリンジャーバンドの収縮状態が長くつづいた後、株価がバンドを突き抜けると、トレンド転換の可能性が高い
  • ボリンジャーバンドは過去のデータをもとに算出するので、今後も株価がその通りに動くとは限らない。また、サインが出るタイミングが遅く、トレンドの方向性までは正確にわからないという面があるので注意すること
株子センセイ
株子センセイ
ここまでお疲れさまでした♪
ボリンジャーバンドは投資家に人気の指標のひとつです。
σ(シグマ)など、ちょっと難しいことばが出てきましたが、実際にチャートを見るとわかりやすいですよ。
つぎの「株基礎⑳」では、「先物取引」について学びますよ^^
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