【株基礎㉒】先物取引(3)取引単位、取引時間とは?

株基礎

お世話になります。はいさび です。

今回は、先物取引の「取引単位」「取引時間」について学びます。

★今日のポイント★
①「日経225先物(ラージ)」の取引単位は、日経平均株価(日経225)の1,000倍が最低取引単位(1枚)。「日経225mini(ミニ)」の取引単位は「日経225先物」の10分の1
②先物取引は日中だけではなく、夜間も取引ができる(日中立会は8:45~15:15まで、夜間立会は16:30~(翌日の)5:30まで)
③先物取引は“夜間取引がはじまって、翌営業日の日中取引が終了するまで”が1つの区切り=「取引日」となる
④「プレ・オープニング」「プレ・クロージング」という注文だけを受け付ける時間帯や「ノンキャンセル・ピリオド(NCP)」という⼀部商品(日経225先物、日経225mini、TOPIX先物)の訂正・取消の注文を受けつけない時間帯がある

先物取引の特徴

株子センセイ
株子センセイ
「先物取引」とはどういう取引なのか?かんたんにいうと…
  • 先物取引とは、特定の商品(原資産)を、将来の決められた日までに、現時点で取り決められた価格で売買することを約束する取引のこと
  • 先物取引は「買いから」も「売りから」もスタートできる
  • 先物取引は「買った価格」と「売った価格」との差額で決済する(差金決済)
  • 決済方法は、約束の期日の前までに「反対売買」する方法と約束の期日に決められた価格で自動的に決済される(最終決済)方法がある
  • 先物取引をするには、先物取引専用の口座を開設する必要がある
  • 取引を保証するための「証拠金」(担保)が必要(証拠金取引)
  • 預けた証拠金よりも損失が大きかった場合、追加で証拠金を差し入れなければならない(追証)
株お
株お
先物取引って、現物取引とは違うところがいろいろあるんだね
株子センセイ
株子センセイ
そうなんです。先物取引の特徴は他にもありますよ
  • 先物取引は現物の市場と独立して取引がされる(先物市場)ので、同じ商品でも現物と先物とでは価格が異なる先物取引は流動性が高い(取引相手が取引を契約通りに履行してくれるか心配する必要がなく、市場には常に大勢の参加者がいるため)
  • 先物取引は、(日経平均(日経225)やTOPIX、マザーズなどの)株価指数に直接投資ができる(一般的に「先物」というと、大証(大阪証券取引所)があつかう日経平均先物(日経225先物)のことをいう)
  • 株取引のように個別の銘柄が対象ではないので、企業が倒産するリスクを避けることができ、個別銘柄の選択や分析をする必要がない
  • ニュースや新聞などから情報が入りやすく、相場の水準(価格)を知ることが比較的かんたんにできる

…などの特徴があります。

日経225先物、日経225miniの取引単位は?

株お
株お
先物取引では、株価指数に直接投資ができるんでしょ!?
「日経225先物」に興味があるんだけど…先物初心者だから、最初はいちばん少ない単元の100株でやった方がいいよね?
株子センセイ
株子センセイ
「日経225先物」の取引単位は、日経平均株価(日経225)の1,000倍が最低取引単位(1枚)なんですよ!

先物取引では、取引する単位はそれぞれの商品ごとに異なりますが、わかりにくいため、取引される数量はすべて“枚(まい)”であらわします。

(“枚”は、江戸時代の米取引(先物取引のルーツ)で1枚、2枚…と数えていた米手形に由来しています)

株子センセイ
株子センセイ
最低取引単位は1枚
「日経225先物」の場合、日経平均株価(日経225)を1,000倍した金額が最低取引単位(1枚)です
株お
株お
えぇ~!1,000倍!?
たとえば、「日経225先物」を1枚買った場合、日経平均株価が1,000円上がったら、1,000円×1,000で100万円の利益…
逆に、1,000円下がったら、100万円の損失になるっていうことだね!
株子センセイ
株子センセイ
そうです。仮に、日経平均株価が25,000円だとしたら、1,000倍は2500万円ですよね?
そんな大金で取引するのは大変ですが、先物取引なら証拠金だけで2500万円の売買(証拠金に対して数十倍の取引)ができるので、レバレッジを効かせられるんです

必要な証拠金は証券会社によって異なる場合があるので、各証券会社のホームページで要確認です。

株お
株お
たしかに、利益が出たときは「レバレッジ効果!資金効率がいい♪」って思うけれど…。損したときのことを考えると怖くなってきたよ…
株子センセイ
株子センセイ
それなら、日経平均株価(日経225)の100倍が1枚の「日経225mini」がありますよ

「日経225mini」は、取引単位が「日経225先物」の10分の1であり、少ない証拠金(証拠金も10分の1)で取引することができます。

「日経225mini」は「ミニ」ともいいます。

株子センセイ
株子センセイ
また、「日経225先物」は「ラージ」ともいうんですよ
株お
株お
「ミニ」ならできるかも!

先物の取引時間、取引日とは?

株子センセイ
株子センセイ
先物取引の取引時間は、現物取引などとは違うんですよ。
先物取引は日中だけではなく、夜間も取引ができます

「日経225先物(ラージ)」や「日経225mini(ミニ)」などの指数先物の取引時間は、

日中取引(日中立会) 8:45~15:15まで

ナイト・セッション(夜間立会)  16:30~(翌日の)5:30までです。

株お
株お
ふつうの株式投資の取引時間は9:00~15:00までだから、先物取引ってずいぶん長い時間取引できるんだね
株子センセイ
株子センセイ
先物取引では、“夜間取引がはじまって、翌営業日の日中取引が終了するまで”が1つの区切り=「取引日」となります

8:00~8:45、16:15~16:30は「プレ・オープニング」
15:10~15:15、5:25~5:30は「プレ・クロージング」といい、
(新規・訂正・取消といった)注文だけを受け付ける時間帯になっています。

それ以外の取引時間は、レギュラー・セッション(ザラバ)といいます)。

また、8:44~8:45、16:29~16:30、 5:29~5:30(板寄せ前の)各1分間は「ノンキャンセル・ピリオド(NCP)」といい、過度の価格変動を防⽌するために、⼀部商品の訂正・取消の注文を受けつけない時間帯です。

株子センセイ
株子センセイ
日経225先物、日経225mini、TOPIX先物がNCPの対象ですよ
ちなみに、価格の決まり方は…

取引開始時(8:45、16:30)と取引終了時(15:15、5:30)は「板寄せ方式」で価格を決定します。

また、レギュラー・セッション(ザラバ)中は「ザラバ方式」により価格を決定します。

株お
株お
板寄せ方式(いたよせほうしき)、ザラバ方式って?

「板寄せ方式」とは、その時点で出されている注文をすべて「板」という注文控えに記載し、まず成行注文を優先させ、次に高い買い注文と安い売り注文を突き合わせて、数量的に合致する値段(約定価格)を決める方式です。

「ザラバ方式」とは、最も安い値段の売り注文と最も高い値段の買い注文とが合致するとき、その値段が約定価格となり「時間優先・価格優先」の原則に基づいて対当する注文の間で取引が成立するという方式です。

まとめ

  • 「日経225先物」の取引単位は、日経平均株価(日経225)の1,000倍が最低取引単位(1枚)
  • 「日経225mini」の取引単位は、(「日経225先物」の10分の1)日経平均株価(日経225)の100倍が最低取引単位(1枚)
  • 「日経225先物」は「ラージ」、「日経225mini」は「ミニ」ともいう
  • 先物取引は日中だけではなく、夜間も取引ができる(日中取引(日中立会)8:45~15:15まで、ナイト・セッション(夜間立会)16:30~(翌日の)5:30まで)
  • 先物取引は“夜間取引がはじまって、翌営業日の日中取引が終了するまで”が1つの区切り=「取引日」となる
  • 8:00~8:45、16:15~16:30は「プレ・オープニング」、15:10~15:15、5:25~5:30は「プレ・クロージング」という(新規・訂正・取消といった)注文だけを受け付ける時間帯(それ以外の取引時間は、レギュラー・セッション(ザラバ))
  • 8:44~8:45、16:29~16:30、 5:29~5:30(板寄せ前の)各1分間は「ノンキャンセル・ピリオド(NCP)」という⼀部商品(日経225先物、日経225mini、TOPIX先物)の訂正・取消の注文を受けつけない時間帯
株子センセイ
株子センセイ
“先物”第3回目、お疲れさまでした♪
「日経平均先物と日経平均株価は連動する」といわれます。
つぎの「株基礎㉓」では「裁定取引」について学びますよ^^
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【株基礎㉓】先物取引(4)裁定取引とは?
「株式投資をはじめてみたい!」初心者さんにもわかりやすい株投資の基礎です。今回は「先物取引」(裁定取引)について。