【株基礎(12)】移動平均線、ゴールデンクロス、デッドクロスとは?

株☆基礎

お世話になります。はいさび です。

「株価チャート」には「ローソク足」や「出来高」の他に、色分けされた2~3本の折れ線グラフが表示されています。
じつはこのグラフ、とっても大事なものなんです^^

今回は、その折れ線グラフ「移動平均線」について学びます。

★今回のポイント★
①移動平均線とは、ある一定期間の終値の平均値を計算し、折れ線グラフであらわしたもの(日足には、5日・25日・75日の移動平均線がよく使われる)
②移動平均線をみることで株価の傾向や流れなど相場の方向性(トレンド)がわかる(移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンド)
③ゴールデンクロスとは、「短期移動平均線」が「中期または長期移動平均線」を「下から上に抜く」こと(買いサイン)。
 デッドクロスとは、「短期移動平均線」が「中期または長期移動平均線」を「上からに下に抜く」こと(売りサイン)ゴールデンクロスやデッドクロスは長期的なトレンドの方向性をみるのに向いている(「ダマシ」といわれる(売買サインではない)偽サインもあるので注意すること)

移動平均線とは?

株お
株お

チャートには2~3本の線が表示されているけれど、これは何?

株子センセイ
株子センセイ

それは「移動平均線(いどうへいきんせん)」です。
とっても大事なので要チェックですよ!

「移動平均線」とは、ある一定期間の終値の平均値を計算し、折れ線グラフであらわしたものです
「ある一定期間」とは、その日を含めた過去何日間(何週間、何か月間)かのことです(「5日移動平均線」なら直近の5営業日)。

一般的に、
日足チャートは、5日(短期)・25日(中期)・75日(長期)の移動平均線、
週足チャートは、13週(短期)・26週(中期)・52週(長期)の移動平均線、
月足チャートは、12ヵ月(短期)・24ヵ月(中期)・60ヵ月(長期)の移動平均線
が使われます。

株子センセイ
株子センセイ

毎日、株価の終値の平均値を算出することで平均値が移動していくため、「移動平均」といわれているんですよ。
また、相場は基本的に週に5日(平日のみ)ですので、1週間が5日となります。

株お
株お

株価の終値の平均値ってどうやって計算するの?

たとえば5日移動平均線の場合…
当日の終値100円、前日の終値90円、2日前の終値105円、3日前の終値120円、4日前の終値90円であれば、
{(100円+90円+105円+120円+90円)÷5日}=101円 になります。

移動平均線をみることで、今の株価が一定期間の平均に比べてどの程度の位置にあるのか…という株価の傾向や流れなど相場の方向性(トレンド)がわかります

株子センセイ
株子センセイ

移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンドと判断できます
とくに日足チャートの25日と75日移動平均線が上下どちらを向いているのかによって株価の強弱がわかるんですよ。

一般的には、中期線が上向きのときには買われている、逆に、下向きのときには株価は売られていると判断します。

株子センセイ
株子センセイ

また、移動平均線は、ローソク足(株価の動きをあらわしているものと組み合わせて売買のタイミングを計るときに多くの投資家に使われているんですよ。
ローソク足と移動平均線の位置関係も重要です!

【株基礎(8)】チャート、ローソク足とは?
「株式投資をはじめてみたい!」初心者さんにもわかりやすい株投資の基礎です。今回は「チャート」「ローソク足」について。

株お
株お

ローソク足との位置関係って?

上から、ローソク足→短期→中期→長期移動平均線の順に並んでおり、3本とも右肩上がりになっている場合、強い上昇トレンドを示しています

株子センセイ
株子センセイ

たとえば、5日移動平均線の場合、
ローソク足が移動平均線よりも上にあるときは、過去5日の終値の平均よりもその日の終値の方が高いということなので…

株お
株お

過去5日に株を買った投資家は儲かっていることになるね(^-^)

株子センセイ
株子センセイ

逆に、ローソク足が移動平均線よりも下にあるときは…

株お
株お

過去5日に株を買った人は損しているね…(>_<)

株子センセイ
株子センセイ

損している状態だと「これ以上損したくない…」と弱気の売りが出はじめ、株価が下落する可能性があるので注意が必要なんです。

株お
株お

えっ!?そうなのっ!?じゃあ、5日移動平均線を下回ったら早く売らないと大変だぁ!

株子センセイ
株子センセイ

…と思うかもしれませんが、もし、ローソク足が25日移動平均線や75日移動平均線の上にあれば、過去25日や75日に買った人はまだ儲かっているので、5日移動平均線を下回ったから「すぐに売るべき」というわけではないんですよ。

ですから、まずは(トレンドをみるのに適した)長期移動平均線を確認してから、売買のタイミングをみるときに短期移動平均線を確認し、売り買いするかどうかを判断するとよいでしょう

また、株価が移動平均線の下(安値圏)に長い間いた場合、その後、移動平均線を上に抜けたら上昇する可能性があります

株お
株お

今の株価が移動平均線の上にあるか、下にあるか…が重要なんだね!

株価の水準を知るために「移動平均線」は有効です。
なぜなら、移動平均線は多くの投資家が実際に使用しているため(移動平均線の動きに合わせて売買する人が多いので)、その通りに株価が動くことが多いからです。

「ゴールデンクロス」「デッドクロス」とは?

株お
株お

具体的にどうやって移動平均線を活用するといいの?

株子センセイ
株子センセイ

移動平均線の活用でもっともポピュラーなのが、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」です。
「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」は、売買のタイミングをみるためのサインで、多くの投資家に使われているんですよ。
その他にも「移動平均乖離率(いどうへいきんかいりりつ)」や「グランビルの法則」といったものがあります(後ほど詳しく説明しますね^^)

株お
株お

ネーミングからして、ゴールデンは良さそうで、デッドは悪そうなイメージだね。

ゴールデンクロスとは?

「ゴールデンクロス」とは、「短期移動平均線」が「中期または長期移動平均線」を「下から上に抜く(交差(クロス)する)」ことをいいます

下落トレンドにおいて株価が安値圏にあり、そこから徐々に上昇トレンドに転換する途中で出現する「買い」サインです高値圏でゴールデンクロスが出ても上昇サインにならないことが多い

株子センセイ
株子センセイ

「中期または長期移動平均線」が上向きか下向きかがポイントです。

上向きならば上昇トレンドの信頼度UP(下向きの場合、再び下落する可能性あり)。
また、「中期または長期移動平均線」がなだらかに上昇していると長期的な上昇相場になる可能性がありますが、急カーブで上昇していると相場は長続きしない傾向にあります。
株価の位置がクロスしているところより上にあった方がより信頼度はUPします。

デッドクロスとは?

「デッドクロス」とは、「短期移動平均線」が「中期または長期移動平均線」を「上からに下に抜く(交差(クロス)する)」ことをいいます

株価がすでに高値圏にあり、徐々に上昇する力が弱まっていることが多く、そこから下落トレンドに転換する「売り」サインです。

株子センセイ
株子センセイ

これも「中期または長期移動平均線」が上向きか下向きかがポイントです。

下向きならば下落トレンドの信頼度UP(上向きの場合、再び上昇する可能性あり)。
また、「中期または長期移動平均線」がなだらかに下落していると長期的な下落相場になる可能性がありますが、急カーブで下落していると相場は長続きしない傾向にあります。
株価の位置がクロスしているところより下にあった方がより信頼度はUPします。

ゴールデンクロス、デッドクロスの注意点

株子センセイ
株子センセイ

ゴールデンクロスやデッドクロスで売買のタイミングをみるときは、日足を使うのがオススメです

なぜなら、移動平均線は「平均」をあらわしているため、実際の株価の動きよりも遅れてクロスするので、週足や月足になると期間が長すぎてズレが大きくなってしまうからです。

ゴールデンクロスもデッドクロスも、クロスしたときにはすでに株価が上がっている(下がっている)場合があるので注意しましょう

株子センセイ
株子センセイ

長期的なトレンドの方向性をみるのには向いていますが、動きが激しい短期売買にはあまり向いていません

株お
株お

やっぱり、複数の指標を参考にし、総合的に判断して売買をするようにしなければいけないね。

株子センセイ
株子センセイ

もっともポピュラーなゴールデンクロスとデッドクロスですが、短期売買などで株価の動きが激しいと移動平均線と株価のクロスが頻繁に発生するため、クロスしたとみせかけてクロスしない「ダマシ」といわれる(売買サインではない)偽サインが発生することがあるので注意してくださいね!

まとめ

  • 移動平均線とは、ある一定期間の終値の平均値を計算し、折れ線グラフであらわしたもの(日足には、5日・25日・75日の移動平均線がよく使われる)
  • 移動平均線をみることで株価の傾向や流れなど相場の方向性(トレンド)がわかる(移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンド)
  • 上から、ローソク足→短期→中期→長期移動平均線の順に並んでおり、3本とも右肩上がりになっているもの=強い上昇トレンド
  • まずは(トレンドをみるのに適した)長期移動平均線を確認してから、売買のタイミングをみるときに短期移動平均線を確認し、売り買いの判断をするとよい
  • 移動平均線は多くの投資家が実際に使用しているため(移動平均線の動きに合わせて売買する人が多いので)、その通りに株価が動くことが多い
  • ゴールデンクロスとは、「短期移動平均線」が「中期または長期移動平均線」を「下から上に抜く」こと(買いサイン)。デッドクロスは、「短期”移動平均線」が「中期または長期移動平均線」を「上からに下に抜く」こと(売りサイン)
  • ゴールデンクロスやデッドクロスで売買のタイミングをみるときは日足を使うとよい
  • 実際の株価の動きよりも遅れてクロスするため、クロスしたときにはすでに株価が上がっている(下がっている)場合があるので注意
  • ゴールデンクロスやデッドクロスは、長期的なトレンドの方向性をみるのには向いているが、動きが激しい短期売買にはあまり向いていない
  • ゴールデンクロスやデッドクロスには「ダマシ」といわれる(売買サインではない)偽サインもあるので注意すること

株子センセイ
株子センセイ

ここまでお疲れさまでした♪
つぎの「株基礎(13)」では「移動平均乖離率」と「グランビルの法則」について学びますよ^^
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【株基礎(13)】移動平均乖離率、グランビルの法則とは?
「株式投資をはじめてみたい!」初心者さんにもわかりやすい株投資の基礎です。今回は「移動平均乖離率」「グランビルの法則」について。