【株基礎(13)】移動平均乖離率、グランビルの法則とは?

株☆基礎

お世話になります。はいさび です。

株価チャートには2~3本の「移動平均線」が表示されています。
移動平均線の代表的な活用方法として「ゴールデンクロスとデッドクロス」がありますが、その他にも有効な使い方があるとのこと。

【株基礎(12)】移動平均線、ゴールデンクロス、デッドクロスとは?
「株式投資をはじめてみたい!」初心者さんにもわかりやすい株投資の基礎です。今回は「移動平均線」「ゴールデンクロスとデッドクロス」について。

今回は、「移動平均乖離率」と「グランビルの法則」について学びます。

★今回のポイント★
①移動平均乖離率とは、株価(終値)が移動平均線(平均値)からどれだけ離れているのか...ということを数値化したもの
②移動平均乖離率は、その株が「買われ過ぎていないか」「売られ過ぎていないか」という判断基準になる
③グランビルの法則とは、株価と移動平均線の位置関係から売買のタイミングをはかる法則
④グランビルの法則は全部で8つある「買いのタイミング4つ」と「売りのタイミング4つ」)

移動平均乖離率とは?

株子センセイ
株子センセイ

移動平均線は、ある一定期間(日足であれば5日や25日など)の終値の平均値を計算して折れ線グラフであらわしたものです。
それを踏まえて「移動平均乖離率(いどうへいきんかいりりつ)」についてみていきましょう。
(移動平均乖離率は、チャートをみると「乖離率」というボタンがあり、そこをクリックすると表示されます)

株お
株お

詳しい説明に入る前に「乖離」ってどういう意味か教えて…(+_+)

株子センセイ
株子センセイ

「乖離」とは、“離れ離れになる”という意味ですよ。

「移動平均乖離率」とは、株価(終値)が移動平均線(平均値)からどれだけ離れているのか…ということを数値化したものです
(移動平均線は、一般的に5日(1週間)・25日(1ヶ月)・13週(3ヶ月)・26週(半年)のいずれかが使われます)

株子センセイ
株子センセイ

移動平均乖離率は、その株が「買われ過ぎていないか」「売られ過ぎていないか」という判断基準になるんですよ。

ただし、移動平均線は(ある期間の)平均値のため、株価より遅れて動く性質があります。
そのため、株価が1日で10%以上上昇したとしても、25日移動平均線は過去25日の株価の平均値のため、ほんの数%しか動かないということがよくあります。

株子センセイ
株子センセイ

ですから、株価が移動平均線から大きく乖離するということは、株価が短期間に大きく変動しているということになります

株価は、移動平均線から大きく離れると移動平均線に向かって再び近づいていく傾向があります
(移動平均線より株価が上の場合は「プラス乖離」、株価が下の場合は「マイナス乖離」といいます)

株お
株お

株価が上がりすぎたら移動平均線に近づくように下がるし、株価が下がりすぎたら移動平均線に近づくように上がる傾向がある…っていうことだね。
…ところで、“離れすぎ”ってどれくらい離れたときのことをいうの?

日経平均株価のような指数と個別銘柄とでは乖離率の目安が違います
なぜなら、日経平均株価などの指数は(平均化されているため)堅い値動きをしますが、個別銘柄(とくに新興市場や小型株)は値動きが大きくなることがよくあるからです。

日経平均株価のような指数の場合…

25日移動平均線とプラス乖離率が「5%以上」で相場転換が近い(そろそろ下落がくるかも…注意)、「8%以上」で下落に警戒、「10%以上」で天井(近いうちに下落する可能性がかなり高い)…とみられます

株子センセイ
株子センセイ

日経平均株価がプラス乖離率10%を超えた場合、まだ上昇相場だと思ってそこから買うことは、その後、下落する可能性がとても高いので、“高値掴み”になってしまうかもしれません。

逆に、25日移動平均線とマイナス乖離率が「5%以上」で安値圏、「8%以上」で相場転換が近い(そろそろ底打ちが近いかも…)、「10%以上」で売られすぎで底(近いうちに反発(上昇)する可能性がかなり高い)…とみられます

株お
株お

日経平均株価は暴落したとしても、25日移動平均線からマイナス8%~10%程度まで下がると反発する可能性がとても高いんだから絶好の買い場にもなりうるね。

株子センセイ
株子センセイ

…また、日経平均株価などの指数ではなく個別銘柄の場合、25日移動平均線からの乖離率が10~20%以上になることがよくあります
個別銘柄を扱うときは、それぞれの銘柄の傾向を個別にしっかり把握していきましょうね!

グランビルの法則とは?

株子センセイ
株子センセイ

続いて「グランビルの法則」について説明しますね。
「グランビルの法則」は、1960年代に米国の株式新聞記者グランビルさんが考案したもので、今でも多くの投資家さんに使われているんですよ。

「グランビルの法則」とは、株価と移動平均線の位置関係から売買のタイミングをはかる法則です
移動平均線と株価との乖離やその方向性をみることで、移動平均線に株価が近づいたり、離れたり、交差(クロス)したときに「買いなのか」「売りなのか」を判断することができます。

株お
株お

移動平均線は何日線を使っているの?

株子センセイ
株子センセイ

よく使われているのが25日か75日移動平均線なのですが、もともとは200日線を使って考案されているんです。
ですから、ある程度、長期的にみることで信頼度がUPします。
短期の平均線でみると短期間の情報しかないため「ダマシ」があるので気をつけましょうね。

グランビルの法則は全部で8つあります(「買いのタイミング4つ」と「売りのタイミング4つ」)

【買いのタイミング】
①株価が移動平均線の上へ抜けたら買い
②株価が再び移動平均線の下へ抜けたが、その後すぐに切り返して移動平均線の上へ出たら買い
③株価が下がってきて移動平均線へ近づいたが、再び上昇したら買い
④株価が移動平均線から下へ大きく離れたら買い

【売りのタイミング】
⑤株価が移動平均線から上へ大きく離れたら売り
⑥株価が移動平均線の下へ抜けたら売り
⑦株価が再び移動平均線の上へ抜けたが、その後上抜けしきれずに、移動平均線の下へ出たら売り
⑧株価が上がってきて移動平均線へと近づいたが、再び下落したら売り

まとめ

  • 移動平均乖離率とは、株価(終値)が移動平均線(平均値)からどれだけ離れているのか…ということを数値化したもの
  • 移動平均乖離率は、その株が「買われ過ぎていないか」「売られ過ぎていないか」という判断基準になる
  • 日経平均株価のような指数の場合のプラス乖離率は、5%以上で相場転換が近い、8%以上で下落に警戒、10%以上で天井(その後下落)の可能性が高い…とみられる
  • 日経平均株価のような指数の場合のマイナス乖離率は、5%以上で安値圏、8%以上でそろそろ底打ち、10%以上で底(その後反発)の可能性が高い…とみられる
  • 個別銘柄の場合、25日移動平均線からの乖離率が10~20%以上になることがよくある
  • グランビルの法則とは、株価と移動平均線の位置関係から売買のタイミングをはかる法則
  • グランビルの法則は全部で8つある(「買いのタイミング4つ」と「売りのタイミング4つ」)

株子センセイ
株子センセイ

多くの投資家さんに使われている分析手法は、その手法通りに動く人が多いので、結果的に法則通りになった…ということがよくあります。
しかし、どのチャート分析も“過去”の結果から導き出したものなので、これからもその通りになるとは限りませんので注意してくださいね。
今回もお疲れさまでした♪
次の「株基礎(14)」では「一目均衡表」について学びますよ^^
よろしければ↓こちらへどうぞ

【株基礎(14)】一目均衡表(1)一目均衡表とは?
「株式投資をはじめてみたい!」初心者さんにもわかりやすい株投資の基礎です。今回は「一目均衡表」(一目均衡表とは何か)について。