お世話になります。はいさび です。
身近なところに上場企業のお店や商品って結構あるものですね。
消費者としてだけでなく、投資家の目でもそのサービスについて見たり、実際に試したりするのも面白そう…。身近な株の銘柄についてたのしく研究!
今回、研究するのは…
どこか懐かしく、あたたかい雰囲気がなんとも心地よい喫茶店「珈琲所 コメダ珈琲店」を運営する「3543 コメダホールディングス」です。
3543 コメダホールディングス
企業概要
まず、「株式会社コメダホールディングス」の企業概要を見てみます。
概要 | |
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社名 | 株式会社コメダホールディングス |
証券コード | 3543 |
上場 | 2016年6月(東証1部) 2016年12月(名証1部) |
代表取締役社長 | 臼井 興胤 氏 |
本社 | 愛知県名古屋市東区 |
設立 | 2014年(創業1968年) |
資本金 | 4億9,303万円 |
店舗数 | コメダ珈琲店 812店舗 おかげ庵 8店舗 コメダ謹製やわらかシロコッペ 11店舗 コメダスタンド 1店舗 (2018年8月末現在) |
事業内容 | 喫茶店チェーンを運営する株式会社コメダの持株会社 |
事業年度 | 毎年3月1日から翌年2月28日まで |
定時株主総会 | 毎年5月 |
基準日 | 期末2月28日 中間8月31日 |
株主優待(2月末、8月末)※年2回 | 全国のコメダ珈琲店およびおかげ庵で利用できる株主優待電子マネー(KOMECAにチャージ。有効期限1年) 100株以上 1,000円分 |
株価
つぎに、株価をチェック…。
2019.3.28現在 | |
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株価 | 2,101円 |
時価総額 | 96,384百万円 |
発行済株式数 | 45,875,100株 |
配当利回り(1株配当 50.0円)※配当は年2回(中間配当25円を含む) | 2.38% |
優待利回り(100株) | 0.95% |
総合利回り(配当+優待利回り) | 3.33% |
PER | 18.56倍 |
PBR | 3.39倍 |
年初来高値 | 2,400円(2018.10.9) |
年初来安値 | 1,910円(2018.3.26) |
Yahoo!ファイナンスで調べてみると(2019.3.28現在)、業績(売上・経常利益見通し)は会社予想で増収増益、経常利益 進捗状況は3Qで74.0%、PBR基準の理論株価は妥当水準…となっています(くわしくは企業のホームページでチェックです)。
どんな企業なの?

1968年1月 創業者の加藤太郎氏が喫茶店「コメダ珈琲店」を開店するところからスタート。
1977年2月 コメダ珈琲店名物「シロノワール」販売開始。
…40年以上前からシロノワールは愛され続けてきたんですね(‘Д’)スゴイ!
1999年2月 甘味喫茶「おかげ庵」開店。
2001年8月には、FC本部機能拡充のため本社を愛知県名古屋市東区に移転し、そこから全国へ店舗数を増やしていく。
コメダ珈琲店の関東地区初の店舗は神奈川県横浜市青葉区の横浜江田店(2003年6月)。関西地区初の店舗は奈良県奈良市の奈良中央店(2006年11月)、東京23区内初の店舗は東京都大田区の下丸子店(2007年8月)…と、どんどんコメダは拡大していきます。
そして、2013年4月には国内500店舗を達成、2014年12月には国内600店舗達成、さらに、2016年4月には海外(中国:上海)にてFC加盟店を出店する。
その間、2015年7月に東日本エリア製造拠点として千葉パン工場が操業を開始する。
2016年6月 東証1部上場を果たす。
その翌月には国内700店舗を達成し、同年8月 名証1部上場。
2018年2月には台湾(台北)にコメダ珈琲店 南京建國店を開店。
同年7月には国内800店舗を達成する。
また、翌月、コーヒー製造拠点として関東コーヒー工場が操業を開始。
2018年3月 日本各地に「コメダ珈琲店」は進出し、残すは青森県だけとなる。
…その青森県にも2019年6月頃出店予定だそうです。まもなく全国制覇ですね^^
こだわり・強みは?

コメダホールディングスは、株式会社コメダの持株会社。
株式会社コメダは、店舗数・売上高に関して日本最大級のフルサービス型(店員がお客様に対して席への案内、お水・おしぼりの提供、ご注文の伺い、ご注文された商品の提供をすべておこなう)喫茶店チェーン運営会社です。
経営理念は「私たちは”珈琲を大切にする心から”を通してお客様に”くつろぐ、いちばんいいところ”を提供します」…です。
主力ブランドは、もちろん「珈琲所 コメダ珈琲店」。
「コメダ珈琲店」には、4つのこだわりがあるそうです。
「くつろぎへのこだわり」。
コーヒーと共に自宅でくつろぐ…そんな“街のリビング・ルーム”でありたいとの考えから、お客様のくつろぎを最優先とした店づくりをしています。
木とレンガを基調としたぬくもりある明るい空間、ゆったりとした客席、新聞や雑誌の設置など、多くの工夫がなされています。
「コーヒーへのこだわり」
世界各地から厳選された豆を国内で焙煎し、独自の製法で淹れるコメダブレンドコーヒー。
厚手のカップは、口当たりの良さと時間経過による温度低下を避けるために設計されたオリジナルなんだとか!
「おいしさへのこだわり」
コメダのパンは自社製造。材料の品質にもこだわり、丁寧に作っています。
なんと、シロノワールは職人さんが64層にまで折りたたんで作っているそうですよ(‘Д’)
メニューはお店でひと手間かけて提供しています。
「サービスへのこだわり」
お客様に対して最適な距離感を保つ、自然であたたかみのある”おもてなし”のサービスがコメダのフルサービスです。

「ゆっくりと長い時間滞在してくださいね」というスタイルがコメダ。お客として嬉しいですね。
コメダのメニューは懐かしい喫茶店の軽食といった感じでボリューム満点!
メニューのほとんどはサンドイッチやバーガーなどのパンをつかったもので、少ない種類の食材をうまく組み合わせてできているそうです。
そのため、食材のロスが少なく、かんたんな調理だけでいいので商品のレベルを一定に保つことができる仕組みになっているんですね。
また、コーヒーの焙煎・抽出などは工場でおこなっており、店舗では加熱するだけとのこと。効率化ですね。
そして、コメダの特徴としてあげられるのが、ほとんどの店舗(約98%)がフランチャイズ店舗だということです。
他のフランチャイズよりもロイヤリティが安く、1席あたりの月額制(1席1,500円くらい)に設定されているため、フランチャイズのオーナーは出店しやすくなっているとのこと。
…だからこんなにも店舗数が伸びたのかもしれませんね。
フランチャイズのオーナーはコメダの本部にコーヒーや食材・備品などを注文することになります。
と、いうことは…店舗数が増え、店舗からのコーヒーや食材、消耗品・備品などの発注が増えればそれだけコメダ本部の収益が伸びるということですね。
なるほど、よく考えられています。
…それから、もうひとつのブランドである「おかげ庵」は、愛知県と神奈川県に店舗があります。
和の甘味主体にゆっくり落ち着いて楽しむことができるフルサービス型の喫茶店で、こだわりの甘味、季節限定商品、懐かしい鉄板焼きスパゲティー、自分で焼けるお団子などのたのしいメニューが揃っています。
まだ行ったことがないので行ってみたいなぁ。
実際に行ってきました♪
コメダ珈琲店、いろいろなところでよく見かけますよね?
コメダは、広い駐車場を確保できる郊外への出店が多いのも特徴のひとつです。
わたしはコメダの落ち着く雰囲気が好きなので、何度もお世話になっています。
…と、いうことでまた行ってしまいました(笑)。
この日はあいにくの空模様。雨がうっすら降っています。
こんな日はゆっくり喫茶店でお茶♪というのもいいですよね。
では、お店に入店します。

この食品サンプルを見ると来店するたびに嬉しくなります。
お店は禁煙室と喫煙室に分けられているので快適ですね!
平日の朝でしたが、お客様は結構いらっしゃいました。
なかでも、年配の方が多かったのが印象的でした。

メニューはたくさんあるけれど…朝はやっぱり、モーニングセットを注文!
モーニングはとてもお得で、コーヒーなどのドリンクを注文すると、無料で食パン(ハーフサイズ)がついてきます。しかも、バターかイチゴジャムを選べます。
それだけでなく、A~Cセットの3種類があり、Aはゆで玉子、Bはたまごペースト、Cは小倉あんがついてくるんですよ。嬉しい!

今回は、バターを塗ってもらい、小倉あんにしました!あんバター、うまっ♪
コーヒー(ブレンドコーヒー)と合うなぁ~!
おいしく食パンを食し、追加注文。シロノワール!

あたたかいデニッシュパンの上にひんやりソフトクリームが豪快に!
お好みでメイプルシロップをかけていただきます。
結構なボリュームですが、おいしくてあっという間に完食。満足。
ごちそうさまでした^^
ちなみに、メニューの一番人気は“ミックスサンド”とのことです!
また、ドリンクの種類も豊富で、ブーツ型のグラスに入ったドリンクは見ているだけで楽しくなります。
…余談ですが、わたしのオススメは“みそカツパン”(味噌カツも名古屋名物ですね)と“アイスココア”(ソフトクリームがそびえ立っています)♪

コメダ珈琲店は店内が広く、また、客席も広めにとってありボックス席のように仕切られた感じで落ち着きます。
天井も高く、木とレンガの明るい雰囲気が気に入っています。
また、新聞や雑誌の種類が多く、客席にコンセントがある席もあるので便利。
こういった配慮は嬉しいです。
それから、店員さんは皆さん感じがよく◎。
食器を下げに来てくださったのも(早すぎず遅すぎない)絶妙なタイミングでした。
従業員教育、大事ですね!
それだけで、お店の印象はもちろん、企業自体の印象まで変わってくるのではないかと思います。
せっかく企業がつくりあげた感じのいいお店や商品も、店員さん次第でよくも悪くもなりますもんね。
コメダ珈琲店はフランチャイズ店舗が主なので、オーナーさんの力量にかかっていますね!
ファンのひとりとして、応援しています。



↑コメダはいろいろな商品とコラボしているんですね。
思わず購入してしまいました(笑)。
まとめ
コメダの収益構造、面白いですね。
こんなことを考えながらお店にお邪魔するのもたのしみのひとつです。
次回は、前々から気になっていた“たっぷりたまごのピザトースト”を注文しようかな♪
他にもカフェや喫茶店はたくさんあるけれど、お洒落すぎるお店に入る勇気がないわたしにとっては、コメダはちょうどよくて心地いいんです。
お子様からご年配の方まで客層は幅広く、ファミリー客もよく見かけます。
そんな気楽さ、でも、ちょっと優雅な気分になれるのがコメダの魅力なのかなと思いました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました♪